教育新聞社

子どものいじめ不登校等問題行動のCD講座



平成19年度のセミナーのポイントを紹介!!

○文部科学省のデータによると、平成7年から平成10年にかけて不登校児童生徒数が急増し10万人を突破した。平成7年から不登校の数は急増してしまった。このあとの不登校数は同じレベルをずっと維持してきている。不登校と虐待の問題が絡んできていることも非常に大きな問題になってきている。平成4年の対応方針は昭和の時代の不登校の子どもの研究から行われた。今の不登校の子どもはもしかしたら、違うのではないかと考えた・・・。
【長引かせない不登校への対応】
オタク型と情緒混乱型への対応を考える
NPO法人教育研究所理事長 牟田武生


○社会生活の動機付けは、▽学校でよい成績を上げたりする社会的パワー▽趣味やスポーツなどの活動▽人と楽しむ・人の役に立つといった「価値のトライアングル」で考える。不登校のタイプを学校環境と子どもとの折り合いの視点から見ると、クラスに入れなかったり、期待に応えすぎであったり、耐性が低い、人間関係のトラブルが原因のタイプなどに分けられる。そこで、対人関係ゲームによる行動変容が必要となる。
【不登校のアセスメントと認知行動療法による具体的アプローチ】
子どもと学校環境との折り合いを付け豊かな生活を
筑波大学大学院人間総合科学研究科教授 田上不二夫 


○子どもたちにこんな指導はしていませんか?例えば、注意をしたり叱ったのに、その生徒が喜ぶ。これは、先生にかまってもらいたいのです。言って聞かせてもわからない・・・それは、聞こえているが理解していないのです。強く叱らないと効果がないとしたら、それは、その子にその場から逃げることを学ばせているのです。
【LD・ADHD等の子どもの指導】
軽度発達障害児を同理解対応するか
東京学芸大学教授・日本LD学会会長 上野一彦


○心の基礎作りについて話します。 子が生き生きとして充実して生きていくために教師はどうかかわれるのでしょうか。心の基礎(土台)についてみてみますと、厳しい投げかけで成長していく子どもがいる一方、教師の投げかけが何も伝わっていない、その言葉がどこに行ったのかわからないこもいます。あるいは、厳しいことを投げかけられて、嫌になってしまう子もいる。なぜ、そのような差が出てしまうのでしょうか。今の子どもたちは・・・。
【児童・生徒の心を理解する学級運営】
一人ひとりの子が輝く教室
早稲田大学人間科学部教授 菅野 純


○学校カウンセリングのモデルの条件は、治すことよりも育てることを優先し、時間の有効活用を図ることです。その技法は教師にも実用可能なシンプルなものでなくてはなりません。技法の1つである「時間制限カウンセリング」は、面接の回数を10回や5回といった短期に制限して行うものです。基本は12回とします。このほかの技法には・・・。
【教師カウンセラー】
教育に活かすカウンセリングの理論と実践
武庫川女子大学大学院教授 上地安昭


○幼児期に多い問題や障害をみると、言葉がないか大変に少ない、多動性があるといった状態蔵があります。言葉がないか少ない子は、自閉症または自閉傾向時である可能性があります。このほかにも、失語症、知的障害、場面緘黙があります。多動性が見られる場合には、注意欠陥・多動性障害の疑いがあります。学習障害との関わりや集中しない様子も見られ、自閉性が軽度になった子で少しの会話ができると多動性と診断される子もいるのです。
【自閉症スペクトラム、LD、多動などの心と治療指導の実際】
幼児期と小学校低学年の指導こそ大切
さいたま市教育相談センター所長 金子 保


○軽度発達障害の支援の基本は、まず、障害による困難を抱えていて、支援が必要であることに気づくことです。障害特性に基づく行動や認知を受容してあげましょう。そして、困難を抱えている子どもの気持ちを理解してあげましょう。
【特別支援教育と軽度発達障害】
理解と支援に向けて
国立特殊教育総合研究所 教育支援研究部 統合研究官 精神科医 渥美 義賢


○いじめへの取り組みの基本は児童生徒の自浄作用の形成です。そして、今起きているかどうかに関わりなく、起きていなくても取り組むべき課題です。その目標は、児童生徒の価値や態度などのレベルへの指導・教育です。この指導・教育は、お互いに支え合いながら、社会を作っていく力を基本とした心の教育や「市民性」教育を指します。起こった場合でも、発生したことで担任の指導力が問われるものではないのです。いじめは見ようとしなければ見えません。
【いじめを通して何を教育するのか】
子どもの世界を社会学的な視野で探る
大阪樟蔭女子大学学長・大阪市立大学名誉教授 森田洋司


○いじめの解決法は、対処療法ではなく、意識的・計画的に「失われた機会」を与えていくことです。その「機会」とは、仲間集団内の交流です。仲間集団とは、近隣の子どもが遊びを目的に自発的に形成したもので、比較的年齢の近い子どもたちの集団を指します。仲間集団に学ぶピアサポートの取り組みがあります。
【いじめ・不登校を予防する】
いじめや不登校の予防をいかにするか
国立教育政策研究所 生徒指導研究センター総括研究官 滝 充


○文部科学省は不登校への対応策として、わかる授業の実現・心の教育の充実をはじめ、教員の資質向上教育相談体制の充実、教育支援センター(適応指導教室)の整備、不登校対応におけるNPO塔の活用に関する実践研究などの事業を実施しています。平成19年度新規事業として、問題を抱える子ども等の自立支援事業を開始しました。不登校児童生徒数は・・・。 【不登校への対応について】
不登校への対応のあり方
文部科学省初等中等教育局 児童生徒課課長補佐 北崎哲章


○児童虐待と児童相談所の働きについて解説しています。
【子ども達への支援】
虐待防止と児童相談所の働き
厚生労働省雇用均等・児童家庭局総務課 児童生徒福祉専門官 太田和男


○不登校・引きこもり・ニートの体験を語っています。
【体験者が語る・・不登校、ひきこもり、ニート】
不登校・ひきこもり・ニート体験から


○ADHDの対応は、普通の人にとったなんでもないことが本人にはとても強い刺激であったりします。そこで、座席の位置を変えたりや掲示物が目に入らないようにするといった刺激の調整が効果的です。指示の出し方にも注意が必要で、1回で1つの指示です。「がんばれ」とか「片づけなさい」とか指示されても本人は、何をがんばればいいのか、何を片づければよいのかがわからないのです。
【発達障害と不登校】
臨床現場から考える
前国立特殊教育総合研究所統括研究官 ・山形県立上山高等養護学校 学校長 花輪敏男


○子どもとかかわるすべての養育者・教育者向けに、大人の生き方、子どもや若者の姿、子どもを育てることについて語っています。
【発達障害の子どもや若者と共生・協働するために】
周囲の理解と自己認識の重要性を考える
川崎医療福祉大学特認教授・精神科医 佐々木正美



○次のような一郡が治療を要する臨床単位と考え執拗な社会的ひきこもりと呼んでいます。▽成人早期までに始まり、6か月以上にわたる、著しく、持続的な社会的ひきこもり▽社会的、学業的、あるいは職業的な活動に携わりたがらない▽家族以外の親密な友人がまったくかあるいはほとんどいない――などがあげられます。
【つまずく若者たち】
思春期臨床の現場から
北の丸クリニック所長・精神科医・(社)青少年健康センター常任理事 倉本英彦


※講師の方の肩書きは講義時のものです。



価格

CDは全て1講座 2,100円(税込、講義資料付き)になります。
※校内研修会などにご利用ください。

申し込み方法

CD注文番号にチェックを入れて、下記のフォームからお申し込み下さい。

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注文番号 講座&講師

1-C 【長引かせない不登校への対応】
NPO法人教育研究所理事長 牟田武生

2-C 【不登校のアセスメントと認知行動療法による具体的アプローチ】
筑波大学大学院人間総合科学研究科教授 田上不二夫

3-C 【LD・ADHD等の子どもの指導】
東京学芸大学教授・日本LD学会会長 上野一彦

4-C 【児童・生徒の心を理解する学級運営】
早稲田大学人間科学部教授 菅野 純

5-C 【教師カウンセラー】
武庫川女子大学大学院教授 上地安昭

6-C 【自閉症スペクトラム、LD、多動などの心と治療指導の方法】
さいたま市教育相談センター所長 金子 保

7-C 【特別支援教育と軽度発達障害】
国立特殊教育総合研究所 教育支援研究部 統合研究官・精神科医 渥美義賢

8-C 【いじめを通して何を教育するのか】
大阪樟蔭女子大学学長・大阪市立大学名誉教授 森田洋司

9-C 【いじめや不登校を予防する】
国立教育政策研究所 生徒指導研究センター総括研究官 滝 充

10-C 【不登校への対応について】
文部科学省初等中等教育局 児童生徒課課長補佐 北崎哲章

11-C 【子ども達への支援】
厚生労働省雇用均等・児童家庭局総務課 児童福祉専門官 太田和男

13-C 【発達障害と不登校】
前国立特殊教育総合研究所 統括研究官・山形県立上山高等養護学校学校長 花輪敏男

14-C 【発達障害の子どもや若者と共生・協働するために】
川崎医療福祉大学特認教授・精神科医 佐々木正美

15-C 【つまずく若者たち】
北の丸クリニック所長 精神科医・(社)青少年健康センター常任理事 倉本英彦


 

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