教育新聞社

子どものいじめ不登校等問題行動のCD講座



平成18年度のセミナーのポイントを紹介!!

○ 小学校段階から中学校段階へ進学する際に不登校の数が増加している。

「不登校への対応について」
文部科学省初等中等教育局児童生徒課生徒指導室長 亀田 徹


○ 出生率の「1・57」ショックが日本での少子化をとらえる契機となりました。

「次世代育成支援対策における自治体行動計画」
厚生労働省 児童健全育成専門官 鈴木 雄司


○ 若者の自立が大きな問題となっています。その背景には、他の先進国と同様に80年代に高学歴化が進行した、これは、労働市場がサービス経済化したため。70年代までは最終学校を卒業した段階で直ちに就職して、会社に自分の自分のポジションを得ていくことが標準的なパターンになりました。

「若者の就労支援とノンフォーマル教育-EU諸国の就労問題を参考にして-」
放送大学教授 宮本 みち子


○ いじめは第三者に言うといじめがひどくなるから言わないという俗説がありますが、そんな純なものではないのです。やられたことが非常に屈辱なのです。だからたとえば、男の子であって、中学生がいじめられた。家族の親父さんに言う。
「社会学から見た今日の不登校・いじめ-子ども達の世界で何が起きているのか-」
大阪市立大学名誉教授 大阪樟蔭女子大学学長・教授 森田 洋司


○ 認知行動療法の視点から不登校を考えてみますと、環境との折り合いという視点、
「不登校のアセスメントと認知行動療法による具体的アプローチ
-学校現場で活用できる認知行動療法- 」
筑波大学大学院 人間総合科学研究科教授 田上 不二夫


○ マスコミの論調の中で、不登校は減少しているから問題は解決しているかのようなものもみられますけれども、実はそんなことなくて、不登校という現象は油断を許さない状況にあるんだなと考えてよいと思います。もちろん、不登校の中に、軽度発達障害の人たちも含められるような形になってきました。

「人間関係力の弱い二つタイプの不登校への対応-オタク型と情緒混乱型への対応を考える- 」
不登校問題研究会代表幹事 NPO法人教育研究所理事長 牟田 武生


○ 軽度発達障害の子どもは二次的障害を伴うことが多い。障害とわかっていても
「特別支援教育と軽度発達障害 -理解と支援の大切さ- 」
国立特殊教育総合研究所 教育支援研究部 統合研究官 精神科医 渥美 義賢


○ これまでの有能な学校の先生方に出会ってきました。そういう方には、きわめて有能なカウンセラーとしての資質が備わっていることがわかってきました。そういう人たちが事例を担当し、成功して事例は多いです。
「学校の時間制限カウンセリングの理論と実際
-学校という場所・時間・対象・人材を最大限に活かした学校カウンセリングのあり方-」
武庫川女子大学大学院教授 上地 安昭


○ 軽度発達障害という言葉が適切かどうかわかりませんが、高機能自閉症、アスペルガー症候群といわれる広汎性発達障害の概念に入る人たち、あるいは、注意欠陥多動性障害、ADHDといわれる人たち、あるいはいわゆる知的障害のない学習障害、こういう人たち、一連の人たちを軽度発達障害という言葉で呼ぶということになっておりますが、問題が必ずしも軽度ではありませんから、こういう呼び名がよいかわかりません。
「発達障害の子どもや若者と共生するために -周囲の理解と自己認知の重要性- 」
川崎医療福祉大学特任教授 精神科医 佐々木 正美


○ 子どもの安全状態を損ねるほどの放置を「ネグレクト」としています。たとえば、暑い時期に親がパチンコに熱中して、子どもが車の中で熱中症で死亡する。毎年、何件も起こりますね。あれはまさしく虐待です。さらに、最近多いのは、若い夫婦で1歳、2歳の幼い子どもを家で寝かしつけてから、夜毎ゲームセンターに行く、入り浸る。これはきわめて危険です。 「子ども虐待事例にどう対応するか -虐待事例を通して具体的に学ぶ- 」
日本子ども家庭教育総合研究所 ソーシャルワーク研究担当部長 才村 純


○ 一般的な児童生徒の心の問題について。
リストカット。これは、手首自傷症候群といわれていますけれども、中学生からされる方も多いですね。20歳代の女性までいます。女性が多いのですけれども必ずしも女性だけではなくて、少年や男性も行うことがあります。いろいろなことがきっかけ・原因でなることがあるのですけれども、かならずしもそれがはっきりしないこともあります。大概の方がおっしゃるには、「切って、血を見るとスカッとする」と言うのです。それで「気分が落ち着く」と言うのですよ。
「社会的ひきこもりと不登校 -精神科医の臨床の立場から- 」
北の丸クリニック所長 (社)青少年健康センター常任理事 倉本 英彦


○ かねてから、普通のお子さんよりもLD ADHD等のお子さんの方が不登校になる率は高いんだとずっと申し上げてきた。

「LD・ADHD等の子どもの理解と指導 -これからの特別支援教育展開の中で- 」
東京学芸大学教授 日本LD学会 会長 上野 一彦


○ この研修会にお集まりの皆さんは、この問題に熱心な方々だと思うのですが、熱心であればかえって陥りやすい課題があります。それは、ある子どもでの経験を他の子どもにもあてはめてしまいがちであることで、そんな、勘違いについて解きほぐしていきたいと思います。

「子どもを問題行動に向わせないために -いじめの追跡調査と国際比較- 」
国立教育政策研究所生徒指導研究センター 統括研究官 滝 充


○ 私の話はできるだけ実践的に、明日からすぐに、という手法の中身にしていきたいのです。特に、幼児期の問題行動というのが、ここ10年くらい数がものすごく増えてしまったのです。どうしたらいいんだろうかという・・・はい!これを徹底的に研究してみまして、きわめて簡単な方法で、大変なおりやすいことも分かって参りました。多くの先生方が自閉症についてお話になったかと思いますが、私はその先生方とは違った話をすると思いますので、出来ればあとでご質問等をしてください。
(ことばの少ない子の対応で)おかあさんわかりましたね、ことば掛けを多くすることが大事で、「言え」って言ってはダメですからね。といったはずなのに、帰るときなったら、私が「誰々ちゃん!バイバイね!バイバイね!」と話しかけた。そこで、おかあさんも「誰々ちゃん!バイバイね!バイバイね!」とは言わずに、「バイバイ!っていわなくちゃだめじゃない!!」と叱ってしまうのですね・・・。
「幼児期の指導はきわめて大切 -様々な問題行動への支援と対応- 」
さいたま市教育相談センター所長 金子 保

※講師の方の肩書きは講義時のものです。



価格

CDは全て1講座 2,100円(税込、講義資料付き)になります。
※校内研修会などにご利用ください。

申し込み方法

CD注文番号にチェックを入れて、下記のフォームからお申し込み下さい。

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注文番号 講座&講師

1-C 【不登校への対応について】
文部科学省初等中等教育局 児童生徒課生徒指導室長 亀田 徹

2-C 【次世代育成支援対策における自治体行動計画】
厚生労働省 児童健全育成専門官 鈴木 雄司

3-C 【若者の就労支援とノンフォーマル教育】
―EU諸国の就労問題を参考にして―
放送大学教授 宮本 みち子

4-C 【社会学から見た今日の不登校・いじめ】
―子ども達の世界で何が起きているのか―
大阪市立大学名誉教授 大阪樟蔭女子大学学長・教授 森田 洋司

5-C 【不登校のアセスメントと認知行動療法による具体的アプローチ】
―学校現場で活用できる認知行動療法―
筑波大学大学院 人間総合科学研究科教授 田上 不二夫

6-C 【人間関係力の弱い二つタイプの不登校への対応】
―オタク型と情緒混乱型への対応を考える―
不登校問題研究会代表幹事 NPO法人教育研究所理事長 牟田 武生

7-C 【特別支援教育と軽度発達障害】
―理解と支援の大切さ―
国立特殊教育総合研究所 教育支援研究部 統合研究官・精神科医 渥美 義賢

8-C 【学校の時間制限カウンセリングの理論と実際】
―学校という場所・時間・対象・人材を最大限に活かした学校カウンセリングのあり方―
武庫川女子大学大学院教授 上地 安昭

9-C 【発達障害の子どもや若者と共生するために】
―周囲の理解と自己認知の重要性―
川崎医療福祉大学特任教授・精神科医 佐々木 正美

10-C 【子ども虐待事例にどう対応するか】
―虐待事例を通して具体的に学ぶ―
日本子ども家庭教育総合研究所 ソーシャルワーク研究担当部長 才村 純

11-C 【社会的ひきこもりと不登校】
―精神科医の臨床の立場から―
北の丸クリニック所長・(社)青少年健康センタ―常任理事 倉本 英彦

13-C 【LD・ADHD等の子どもの理解と指導】
―これからの特別支援教育展開の中で―
東京学芸大学教授・日本LD学会会長 上野 一彦

14-C 【子どもを問題行動に向わせないために】
―いじめの追跡調査と国際比較―
国立教育政策研究所生徒指導研究センタ― 統括研究官 滝 充

15-C 【幼児期の指導はきわめて大切】
―様々な問題行動への支援と対応―
さいたま市教育相談センタ―所長 金子 保


 

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商品をお送りする際に振込み用紙を同封いたしますので商品到着後ご送金ください。領収書が必要な場合は入金確認後になります。弊社までご連絡ください。


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